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「堀尾貞治さんのこと」

堀尾さんとの出会いは一冊の本からだ。




4年前くらい。








陶芸家の石井直人さんが教えてくれた本。




その中にはアートと工藝が見事に融合した空間がひろがっていた。




文章は全て英語。




しかし写真から伝わってくるエネルギーがあった。




なんだか目を引くアート作品があり、




本の最後にある作者欄をみると、




「Sadaharu Horio」




え?!日本人?!




本当にびっくりした。




衝撃だった。




たくさん「Sadaharu Horio」と書いてある!




すぐに調べてみると、




現代美術作家!現在も活動中の神戸の人!!すごい!




と。




すぐに購入できる堀尾さんの本を買った。

IMG_b9243.jpg

これもまた中は全て英語だった。(汗)




しかし堀尾さんの今までの活動・作品が詰まっていた。




エネルギーがすごかった。




そして、




ふとみたページに、、、




「Mingei」...「Yanagi Muneyoshi」

art mingei .jpg

え?!...民藝!...柳宗悦!




なぜだ?!




自分が影響を受けた「民藝」と「柳宗悦」の文字。




しかも現代アート作家の本に!




「Sadaharu Horio」は一体何者なんだ!




これはもう本人に会って理由聞かないと!!!




となってすぐに個展をやってないか調べると、、、




今神戸で個展開催中だ!




マジか!




すぐギャラリーに電話すると、




明日、堀尾さん来るよ。と。




行こっ!




電話した翌日に行きました。(汗)




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..
...




そわそわしながら待ってると。




堀尾貞治さん登場。




「...?」みたいな顔をされた。(笑)




そりゃそうだ。




息子くらいの年齢の自分が興奮気味に前のめりで待っているんだから。




全てのことを話してきっかけの本にサインをもらう。(笑)

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そしたら堀尾さんが、




「この本の翻訳したものあるからまた送るよ。」と。




え!嬉しすぎる!




そして、日本語で色々なエピソードなどを読んで、




謎がとけてきたのだ。




堀尾さんの叔父さんがとても民藝と縁深く、




濱田庄司や河井寛次郎などを応援されてる方だったのだ。




そして、




堀尾さんは叔父さんの影響をすごく受けていたのだ。




なんだか自分の中で民藝もアートも全て繋がった瞬間だった。




本当に。




「いいものはいい」




それでいいんだ。と。




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そんな出来事から、




堀尾さんがいた戦後の前衛アート集団「具体」のことを調べた。




具体(GUTAI)は世界での評価が高く、堀尾さんの存在は世界中から注目されていた。




具体と民藝の共通点なんかも自分なりに発見できたような。




堀尾さんとはじめて会ってからずっとアートと工藝。そんな日々でした。




そして、




堀尾さんのアトリエ兼自宅にもおじゃまして、




当時の話をきかせてもらった。




アトリエのエネルギーもすごかった。




日々、身近にあるものに色を塗り重ねる「色塗り」という表現には圧倒されました。




一日一色。今日はこの色という感じ。

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天井から壁、すべて色の世界。




一番の衝撃は、




「これが色塗りのパレットだよ」




といってみせてくれたもの。

IMG_92592.jpg

絵の具が重なりタワーになっていた。




そう、堀尾さんは色塗りをず〜っと何十年も日々の中でやり続けていたのだ。




それを知った瞬間、




堀尾さんにとってアートは生活・暮らしの一部なんだと。




確信しました。




これほど生活や暮らしに溶け込んでいるアートをアーティストを、




僕は他にみたことがありません。




本当に感動しました。




それからたくさん堀尾さんには自分たちのわがままをきいていただき、








作品を展示させてもらったり...




只々本当に感謝しかありません。




堀尾さんとの出会いは自分たちの価値観を変化・成長させてくれました。




今では堀尾さんの作品は自分たちの生活・暮らし・店にも溶け込んでいます。




なんだか他にもいっぱい書きたいことあるけど...(涙)




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堀尾さんの姿はなくなれど、




作品。表現。記憶。想い。




堀尾さんの全てはこの先もずっと生き続けるのだと思います。




世界中で。




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そして、




最後に。




これは僕が大好きな一枚なんです。

horiofusai.JPG

初めてアトリエを訪ねた時に撮らせていただいた思い出の一枚。




奥様の昭子さんと。




「堀尾さん本当にたくさんの感動をありがとうございました!」




大感謝!















2018.11.05 |

「寺尾紗穂さん。のこと。」

寺尾さんと僕は1981年生まれ。




同い年だ。




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少し前の話。




今年の5月に「寺尾紗穂 ソロライブ at 今井荘」を企画・開催した。




きっかけは海まで10歩の宿「今井荘」ではじめて寺尾さんの音楽を知ったこと。




こんな感じだった...今井荘にて...




流れてる曲すごくいいな〜と思って音のなっている方へ行くと、




ipodの画面に「楕円の夢 / 寺尾紗穂」と。




その場ですぐ携帯で検索してアマゾンでCDを購入。




本当に。




それぐらい良かったから。




このきっかけから寺尾紗穂さんにハマってしまった。




はじめて聴いてから1年ぐらいたって、




ふと、寺尾さんに、




「兵庫県の赤穂にある宿、今井荘でライブしてほしいです。」




とメールしている自分がいた。




寺尾さんを知るきっかけになった宿だということももちろん添えて。




突然メールを送る。




ライブを企画したこともない自分が、なぜそんな行動に出たのか理由はわからない。




直感的に。




ここから今井荘のオーナー夫妻に協力していただき、無事にライブ当日をむかえる。




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赤穂駅に着いた寺尾さんを今井荘のオーナーとむかえに行く。




到着した電車をみて、改札前まで。




人の流れがとぎれた最後、ポツリと寺尾さんがあらわれた。




最後に来る。




なんだかそんな予感がしていた。




その日の天気予報は雨くもり。




赤穂も小雨が降っていた。




晴れる予感がしていた。




この予感はあたらなかった。




車で「雨ですね〜」という何気ない会話をしながら、




「ライブでやってほしい曲、リクエストも是非ありましたら。」




と寺尾さん。




すかさず、今井荘のオーナーが「ねえ、彗星!」



と。




僕も「猫まちがい!」




と、「楕円の夢はきっかけの曲なんです。」




「それと、、、」とたくさん言いそうになった。




というか言ってしまった。(汗)




宿に到着して、リハーサル。




サラリと淡々としている寺尾さん。




「緊張」の二文字は寺尾さんの中にはないようだ。




常に自然体。




その場には音響の方や当日手伝ってくださる方々が5人と今井夫妻と僕と妻。




リハーサル、寺尾さんの音がなった瞬間。

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そこにいた全員が確実に寺尾紗穂ワールドにもっていかれていた。




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約50人のお客様が来てくださり、ライブも無事に終了。




最後には雨もやみ、アンコールの最後の曲は「楕円の夢」だった。




静かな波音と寺尾さんの歌声とピアノ。




本当に感動した。

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ふと、




来てくださった皆さんはどうだったかな。。。




と気になっている自分。




それと同時に無事終了してホッとしている自分がいた。




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なんだか前フリが長くなりました。(前フリだったのか!?)




寺尾紗穂さんのエッセイ集「彗星の孤独」

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これまた自然体の文章だ。




すごく良いです。




そして、




寺尾さんのバンド「冬にわかれて」のファーストアルバム。

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最高です。




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寺尾さんの音楽には日常の景色を感じる。




ふと街中で止まった、信号待ちの景色。




いつもどおりにやってきた朝の景色。




そんな日常の景色たちを感じる。




なぜだか理由はわからない。




わからないままでいい。




そう感じていることが全てだから。
















2018.10.28 |

「現代の柳宗悦はどこにいる?」

言葉の持つエネルギーをあやつり、理解し、使いこなした先人たち。





見えないものも見えるようになるのが言葉である。





言葉とはそれほどにチカラをもって世界へ広がり、漂い、伝わり、残る。





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柳宗悦は言葉の特性を理解しつくしていた人物の一人だと思う。





存在していたが、だれもに見えていなかった美があった。





それらの美に「民藝」と言葉(名前)をつけた。





日本を美の大国にするという情熱、希望をこめて。





そして、





その民藝は時に柳宗悦自身をも揺さぶるほどの言葉に育っていく。





そして、





現代を生きる民藝人たちにはだれもコントロールできなくなってしまい、





柳宗悦がつくった民藝道の行き止まりの場所でたまり渋滞してしまっている。





民藝物で溢れかえった今だからこそ必要な生きた言葉が、





本当の意味での「民藝」なのだと思う。





民藝の本質は美である。





さあ、現代の柳宗悦はどこにいる?!





本当の民藝を。真の民藝美の世界をみせてくれ!

IMG_yabagi4626.jpg

















2018.05.29 |,

好きを貫き、得意を育てていくこと。

僕が小学生の頃、




サッカーに夢中でした。




学校までボールを蹴っていき、




学校から帰ると、家から自転車で15分くらいの大きなグラウンドで、




暗くなるまでボールを蹴って、リフティングしてました。




もう晩ご飯のことなんて忘れてる状態。




夢中です。




サッカーが好きすぎて。




楽しくて。




「好き」というエネルギーは本当にすごいです。




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なぜだかわからないけど、




その時の景色が大人になった今でもふと頭をよぎります。




自分の弱さから高校でサッカーをやめ、夢中になっていたころが思い出に。




そして大人になってからも弱くて逃げてばかりだった。




今、夢中になっている自分のお店や表現は諦めたくない。




今までやめることで逃げてきた自分に喝を。




その時の経験、失敗から学び、みたことのない景色へ。




今、夢中になっていることにまっすぐに。




好きを貫き、得意を育てていくんだ。




僕は自分の店がどんどん好きになっている。
















2018.03.14 |

幸せの軸。

先日、ある女性がお店にひょっこりとやってきた。




なんだかいろいろ話しを聞くと、その女性は、




カンボジアで現地の素材をいかした籠バッグをつくっているという。




29歳の女性だ。




正確にいうと、彼女がデザインし、現地カンボジアの人たちが作っている。




理由を聞くと、、、




世界中をボランティアで旅してまわっていたらしい。




カンボジアをおとずれた時に現地の貧困・雇用などの問題に直面し、




雇用をうみだすことをしようと決意したらしい。




そして現在は、一年の半分をカンボジアで、半分日本という生活をしている。




と。




29歳の女性である。




ホントすごい。




そして会話の中で、




ふと、自分が彼女に、




「現実、やはり今でもカンボジアは厳しいですか?」




と貧困問題は、なかなかすぐには解決できない大きな問題だろうな〜。




と思いつつ、会話の中での質問をしていた。




すると彼女は、




「日本より幸せじゃないですかね!」




「幸せだと思いますよ!」




と。




え?!




と一瞬びっくりしてしまった。




しかし、




つづけて彼女が話してくれた理由はこうだ。




医者が少ない。




病気もなりやすいし、しっかり治せず障害がのこることもある。




その面では課題は多いが、




「家族との時間、家族をすごく大事にしている」




そして、そこにはたくさんの「笑顔」があること。




そうしっかりと僕に話してくれた。




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...




理由を聞いて、




自分はなんだか幸せの軸が、




どこかで違う方向に向いてしまっていたと思いました。




そして、




堂々と自分の意見、考えを話す彼女の姿に感動しました。




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家族との時間。




大切な人といる時間。




好きな人といる時間。




友達といる時間。




仕事仲間との時間。




本当の幸せはとても身近にある。




それを忘れてはいけない。
















2016.11.14 |

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