自分の将来の夢は宿をやること。
宿といっても、宿ビジネスがしたいわけではない。
今の表現(店)の延長線上に宿があるイメージだ。
だから、気になる宿には必ず行き、学ぶ。
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もう何年も前から気になっていたけれど、
少し距離を感じてなかなか行けなかった宿。
もうこのタイミングしかない!と思い、行ってきました。
能登半島の珠洲。
到着した日は雨でしたが、なんとも凛とした佇まいに雨が調和してました。
良き宿には必ず美しい景色があります。
宿の随所に「侘び」を感じました。
「だだと」と読むそうです。
ご主人(坂本さん)の息子さんが5歳の時に書いたとのこと。
感動しました。
そして、
さか本には離れがあります。
自由に使っていいスペース。
4000坪の敷地にポツンと佇む離れ。
雨に濡れた苔が本当に美しかった。
床暖房のある離れは現代的でとても快適。
ここで音楽を聴き、珈琲を飲み、ボ〜ッと過ごします。
この時間最高です。
離れにも美しい景色が...
弥生土器。
ご主人からこの土器とのエピソードも聞きました◎
そして、
後ほど聞くと、ご主人(坂本新一郎さん)と森岡夫妻は昔からご縁があったようで、
由利子さんにもさか本へ行ったことを報告したのですが、
坂本さんのことを「しんちゃん」と呼んでました◎
良き仲なことが伝わってきます。
森岡夫妻のすごさは出かけたいろいろな場所で知ります。
本当にすごいご夫妻なのです。
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そして、
楽しみにしていた晩御飯。
料理の説明は聞くと丁寧に教えてくださります。
↓カキモトお気に入りの一皿。
↓盛り付けも本当にシンプル。それがいい。
↓蕎麦美味しかった〜◎
↓この一皿も最高でした。
どれもからだが喜ぶ料理で本当に美味しかった!
ゆっくりと丁寧に過ごす晩御飯の時間でおなかいっぱいに◎
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お風呂も楽しみにしてました。
宿泊が自分たちだけだったので、夕方、晩御飯後、朝、と。
3回入りました◎
漆のお風呂。
窓を全開にして入るのオススメです。
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朝起きると雨は止み、晴れ間が。
朝日を浴びる建物。
早起きして散歩する。
そして、
朝御飯の時間に。(真ん中の器、シゲさんの)
全部美味しかった〜◎
朝食後、チャックアウトまで少しお話を。
坂本さん、良き時間を本当にありがとうございました◎
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多くの人が魅了される宿には、
表面を飾りつける美ではなく、
人間味を感じる目には見えない確かな「何か」がありました。
この感覚は一言で説明できず、ジワジワとくるものなのだと思います。
本当に大切なことは目に見えない。
静かで凛としていて、言葉にすると「侘び」なのかもしれない。
でもあたたかさもある。
そして、
中心(都会)から離れたこの場所であることも意味があるのだと思いました。
感謝。